稲森康利先生を偲ぶ会
2015-12-30


12月28日13時から、イナモリ・メソッド研究会主催で稲森康利先生を偲ぶ会を開催しました。会場は稲森先生がお好きでよく昼食を召し上がっていた初台オペラシティ東天紅です。三重、長野、静岡など遠方からもご参加いただきました。主催者であるイナモリ・メソッド研究会室長挨拶のあと、参加者が一人ずつ順に自己紹介と稲森先生への思いを述べました。稲森先生らしいほほえましいエピソードを語る方もいれば、話の途中で涙ぐんでしまう方もいました。
また会場には1980年代からの教室発表会の集合写真や、懐かしい春山ビルの教室の写真、フジテレビ小川宏ショーご出演のころの写真、各地の公開講座の写真やIAJE(国際ジャズ教育者協会)国際大会参加時の写真などが展示されました。また稲森康利先生のジャズ教育についてのお考えがよく伝わる雑誌のインタビュー記事も数点用意され、皆さんが熱心に目を通されていました。
                                                     ※写真をクリックすると拡大します。
禺画像]
         当日司会の池田みどりさん、稲森訓敏先生、中央アート藤田哲也さん

《偲ぶ会主催者ごあいさつ 》

年末のお忙しい中をご参加いただきありがとうございます。

本日は稲森康利先生の略歴をご用意させていただきました。これを見ますと、改めて先生が大変なご努力と勇気をもって、新しい世界を切り開かれてきたお姿が浮かんでまいります。30代の活発で華やかな演奏活動で培われたものを、40代からは惜しげもなく著作に注ぎ込み、教育へと道を切り開いてこられました。50代なかばからはアメリカに本部を置くIAJE国際ジャズ教育者協会の日本支部会長という重責を6年間つとめられました。

イナモリ・メソッド研究会は1990年に稲森先生の公開講座を開くために設立しました。この25年の間に東京のほかに、各地の先生方のご尽力で奈良、福岡、富士宮、大阪、神戸、名古屋でも開催してまいりました。

イナモリ・メソッド研究会を設立した1990年の時点で先生の著書は50冊に及びました。40歳から執筆をはじめられ、日音、シンコーミュージックなどから7年間で13冊出されました。年平均12冊ということになります。これだけでも相当すごいことですが、


続きを読む

[稲森康利先生について]
[研究会・教室]

コメント(全0件)


記事を書く
powered by ASAHIネット