「ポピュラーピアノ演奏法」第5
2012-10-02


「ポピュラーピアノ演奏法」第5回   2012.09.30

今回は、3度と6度の重音奏、カントリーピアノ奏法、パッセージについての解説していただきました。
今までもメロディに音を重ねる方法は、オクターブ奏法2種類を練習してきましたが、曲によっては3度と6度の重音奏やカントリーピアノ奏法を使えばさらにいろいろな表現ができます。
カントリーピアノ奏法は、カントリーソングにだけ使われるわけではなく、この本にはすてきな実例がいくつかあげられているのでぜひ応用してみたいと思います。
パッセージの章では、ペンタトニック、リディアン7th、コンビネーションオブディミニッシュなどのスケールが使用されています。単に楽譜を読んでパッセージを弾くだけではなく、スケールを理解することで応用ができるようになります。はじめて知るスケールもあると思いますが、ここでもう一歩踏み込んで勉強したいものです。
この章の掲載曲「さらば夏の日」を稲森先生が演奏してくださったのはこの日の大きな収穫でした。楽譜に添付されているCDにはこの曲は入っていないのです。先生のピアノの音は心地よく、耳がどんどん惹きつけられていきます。「脱力だよ」とおっしゃるのですが…ピアノの響きの美しさは一筋縄ではいかない問題のようです。
次回はいよいよ最終回、この本の大事なポイントを総復習してくださるそうです。

文:茂木


「リードシート奏法ポピュラーピアノ上級編」
[稲森康利ジャズ講座]

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