「ポピュラーピアノ奏法」第5回目
2010-12-22


稲森康利ポピュラーピアノ講座
「ポピュラーピアノ奏法1」第5回目を受講して 2010年12月12日

本格的なJazz Sound、2Hands Voicing(トゥーハンドボイシング)によるジャズコード構成法の学習が始まりました。
今回の講座のポイントとなるのはLow PositionのBasic Type、TypeT、TypeUの把握。それとHigh Position の間を補う音(殆どがテンションノート)を把握することです。ある程度、ポピュラーピアノ奏法を演奏されている方は、この2Hands Voicingは新鮮な学習法として多少、イエイエ大きな喜びと共にすんなりと受け入れられたと思います。実習課題と模範解答が5曲ずつテキストに掲載されていますが、本当に美しいサウンドです。

一方で、この講座のスタートと共に、これからポピュラー、ジャズピアノを学んでみたいと、この段階まで進んでこられた方には、短期間ですべてのコードでテンションノートを把握するのは難しかったのではないかと思います。テキストのEXERCISE 1〜3をコードの各音のディグリーを確認しながら練習されるとより早くポジション、テンションが把握できるのではないでしょうか。又、テンションが補われたコードの響きをよく聴くことは大事な学習だと思いす。

2Hands Voicingに入って、クラシック和声とジャズ和声の違いが明瞭になります。両者の響きの違いは明らかです。2Hands Voicingはジャズヴォイシングの基本となるものです。模範解答や先生の多くのアレンジをお手本に、この他のいろいろな技法も用いて曲を完成させることができたら何と素晴らしいのでしょう!

稲森先生、今回もありがとうございました。
月日はこちらの気分にお構いなしに新しい年に向かっております。私はアタフタ、アタフタの一年でしたが、皆様はどんな一年をお過ごしでしたか?
よいお年をお迎え下さい!

(文:山口万弥)

講座テキスト:「ポピュラーピアノ奏法1」

☆「リードシート奏法3」は2Hands Voicingを学習するテキストです。多くの練習課題をこなしながら確実に身につけることができます。
[稲森康利ジャズ講座]

コメント(全0件)


記事を書く
powered by ASAHIネット